第1回 人獣共通感染症,日和見感染,加齢性病変

筑波 研究者交流センター
2000年7月7日 名古屋市 東海学園大

1. サル類由来の人獣共通感染症 (吉川泰弘):

現在,検疫の現場,サル類を扱う研究室,さらに動物園で問題となる人獣共通伝染病を紹介し,その防疫の要点を概説する。

2. 免疫抑制状態での日和見感染症 (柳井徳磨):

サルを用いた移植実験および免疫抑制剤の開発,AIDSモデルとしてのSIV感染実験など免疫抑制状態では,種々の日和見感染症が認められる。サル類でみられる日和見感染症の病態を概説する。

3. サル類の加齢性病変?老人斑について (中村紳一朗):

サル類の脳における老人斑の形態学的特徴を示し,ヒトの老人斑のモデルとしての有用性について考察する。